（株）afterFITが運営する「しろくま電力」は、実質再生可能エネルギーを用いた電力をオトクに利用できる新電力会社です。
沖縄電力エリアと離島を除く、全国各地で契約できます。
しろくま電力は、電気代が旧電力会社と比べて最大28％安くなります。
なお、一部の電気を電力取引市場から購入していますが、電力市場の価格高騰による影響を抑えるために、市場価格が安い時期に一部を積み立てておき、高い時期に補填しています。
また、しろくま電力では、他の新電力会社では取り扱いが少ない「20A以下の契約アンペア」でも契約可能です。
口コミや評判などをまとめました。
しろくま電力の口コミや評判は？
しろくま電力を契約している人たちの口コミや評判などをまとめました。
悪い口コミ
電気代が電力取引価格に連動して変動する市場連動型プランという特殊な料金体系を採用しています。
電力取引価格が高騰すると電気代が高騰するリスクがある点には注意が必要です。
引用元：新電力比較サイト
しろくま電力の独自燃料費調整制度には欠陥があります。
それは電気の市場価格がどれだけ安くなっても安くなった分を電気代から減算しないことです。
電気の市場価格が高騰した時に備えて電気の市場価格が安い時は多めに請求をさせてもらいます、ということです。正直しろくま電力よりも安い電力会社は他にもあります。
電気の市場価格に備えるのであれば、もっと会社規模の大きい会社の方が安心して契約もできます。
引用元：らくらくMOVING
なんか「しろくま電力」とかいう脱炭素を連呼する怪しい新電力がCMやってたんだけど、電源構成の6割超がFIT(再エネ賦課金)の補助金漬けの卑怯な再エネじゃん。
実にえげつない商売だし、これがエコだと思い込んで契約するやつは科学リテラシーが低くて恥ずかしいですよ。https://t.co/3wKK5RAuwc pic.twitter.com/udQFvNLZYU
— やまなみ🗻⋈🌰 (@Yamanami_ZAION) December 17, 2021
良い口コミ
2016年の電力小売り自由化で、いわゆる新電力が相次いでスタートしましたが、2022年の世界情勢の悪化によるエネルギー（おもに天然ガス）の品薄や電力卸売り価格の高騰を受けて倒産や事業から撤退する企業が相次ぎました。
しろくま電力が生き抜いてこられたのは、市場連動型の勝利とも言えます。
引用元：Forbes JAPAN
2023年夏時点では多くの一般家庭で大手電力会社の一般家庭向け料金プランよりも電気代が安くなっています。
引用元：電気料金比較ガイド
業界人あるある？
東京駅にある「脱炭素するならしろくま電力」の広告が目につく。
電力会社切り替えるだけで脱炭素できたら簡単だねぇ、といつも思う。
— カゲさんの再エネnews (@re_procon) July 15, 2022
しろくま電力の特徴まとめ
しろくま電力の特徴をまとめました。
サービスエリア
しろくま電力は、沖縄電力エリア・離島を除く全国で契約できます。
北海道から九州まで、離島などを除く全世帯が対象です。
実質再生可能エネルギー100％
しろくま電力で提供している電気は、全体の60％程度がFIT（太陽光）となっており、残りは電力市場などからの調達で賄っています。
当然ながら、電力市場で販売される電気の中には石炭や石油、天然ガスなどを燃やして発電された電気も含まれるため、再生可能エネルギーではありません。
しろくま電力では、電力供給分の「非化石証書」を購入することで、「実質」再生可能エネルギー100％を達成しています。
電源調達調整費単価で市場価格の影響を抑制
しろくま電力は、全体の40％弱を電力市場から調達しているため、電力市場の価格による影響を受けやすいです。
この電力市場の高騰に対応するために、しろくま電力では独自の「電源調達調整費単価」を導入しています。
電力市場が高騰するのは電力使用量が増える夏・冬に偏っており、それ以外の時期は「無料に近い価格」で購入できる場合もあります。
この安い時期に、電源調達調整費単価よりも安く買えた分の差額を積み立てておき、夏場や冬場の高騰する時期に補填することで、電力市場による電気代への影響を抑えています。
実際に、2023年の夏場は、旧電力会社と比べても大幅に安い価格で電気を提供することができました。
アンペア数が低くても契約可能
そもそもアンペア契約のない関西電力・中国電力・四国電力エリアを除き、新電力会社のなかには、30アンペアなど、一定の水準以上のアンペアでないと契約できないところもあります。
一方、しろくま電力は他社だと断られることも珍しくない20A以下でも契約可能です。
電力品質は各社とも同じ
日本国内では、どの電力会社と契約をしても、各地の送配電会社が一括して電気の供給を行っているため、電力の品質と電力会社との違いはありません。
あなたが現在使っている電力会社から、しろくま電力に切り替えた後、停電が急に増えるなどといったトラブルは起こりません。
まとめ
しろくま電力は、実質的に再生可能エネルギー100％を達成しているため、CO2排出量の少ない電気を利用したい場合に便利です。
一部は電力市場から購入していますが、市場連動による影響を抑えるための工夫をすることで、電気代に影響が出ないように配慮しています。
このため、しろくま電力は口コミでも評判となっています。
少量でも市場連動型料金が組み込まれていることに批判的な人からは不評ですが、利用者からは好評でした。