ネットフォース(株)が運営する「スマートウォッチでバイタル見守り」は、専用のスマートウォッチを用いて体温や心拍数、血圧などを常時測定し、記録・通知するシステムです。
離れて暮らす高齢者をはじめとして、倉庫・工場などで働く従業員など、さまざまな人々に使われています。
「スマートウォッチでバイタル見守り」では、測定されたデータはIIJの通信回線経由で送信され、専用のWebサイトから認証済のユーザーのみが見ることができます。
スマートウォッチにSIMが内蔵されているため、WiFiなどがない場所でも利用可能です。
「スマートウォッチでバイタル見守り」のスマートウォッチは、利用開始時に「購入・レンタル」を選べます。
購入した場合でも、サービス利用料・通信料は別途必要になりますが、長期利用の場合はレンタルよりもお得になります。
スマートウォッチでバイタル見守りの特徴まとめ
「スマートウォッチでバイタル見守り」の特徴をまとめました。
対象者がスマートウォッチをつけるだけ
「スマートウォッチでバイタル見守り」を利用するにあたっては、専用のスマートウォッチが必要になります。
対象者の腕にスマートウォッチをつけることで、以下のデータを測定します。
- 心拍数
- 体温・気温
- 歩数
- 血圧
- 位置(地図)
- 睡眠の質
提供されるスマートウォッチには、LTE接続が可能なSIMが内蔵されています。
WiFiがなくても、携帯電話会社の通信回線が繋がる場所であれば利用可能です。
測定されたデータは、あくまでも参考値となるため、医療目的(診断・治療・予防)には使えません。
取得したデータはブラウザなどで閲覧可能
「スマートウォッチでバイタル見守り」のスマートウォッチで取得したデータは、専用のWebサイトでいつでも見ることができます。
認証ユーザー以外は、これらのデータを見ることができないため、セキュリティ面でも安心です。
また、認証ユーザーの人数に制限はありません。
SOS機能つき
「スマートウォッチでバイタル見守り」専用のスマートウォッチには、SOS機能がついています。
スマートウォッチのボタンを長押しすることで、あらかじめ登録しておいた連絡先に自動的に通知がされます。
スマートウォッチは購入・レンタルが選べる
「スマートウォッチでバイタル見守り」で使用するスマートウォッチは、購入・レンタルのどちらかを選ぶ必要があります。
あなた自身が市販のスマートウォッチを購入し、使えるようにすることはできません。
2023年12月時点の費用は以下の通り。
レンタル:月3,300円
(いずれも税込)
なお、スマートウォッチを購入した場合の保証期間は1年間であり、2年目以降は有償となります。
レンタルの場合は、いつでも無償です。
最低契約期間・解約手数料などは不要
「スマートウォッチでバイタル見守り」は、1ヶ月毎に自動更新されるサービスです。
2023年12月時点では、月会費として2,640円(税込)が必要です。
なお、最低契約期間のしばりなどはなく、不要になれば、1ヶ月単位で解約できます。
その際の解約手数料の支払いなどは一切不要です。
解約申込後も、次回更新日の前日までは利用可能です。
スマートウォッチでバイタル見守りの口コミや評判は?
「スマートウォッチでバイタル見守り」を利用している人たちの口コミや評判などをまとめました。
悪い口コミ
離れて暮らす親は腕時計を付ける習慣がないため、スマートウォッチを渡しても置きっぱなしにしそう。
これでは役に立ちそうもないので諦めました。
駆けつけサービスなどがないので、SOS通知が来ても、遠く離れた場所で困るだけ。
いきなり110番とか119番にかけるわけにもいかないし・・・
良い口コミ
毎日は通うのが難しい距離に暮らしている高齢の父のために利用しています。
夜間に何かあった場合でもメールでスマホに知らせてくれるので、自分自身も少し安心して眠れるようになります。
終末期の親の見守りのために利用しました。
スマートウォッチはレンタルできたので、低価格で利用できました。
工場の従業員の危険を察知するために、心拍数がわかるこちらのサービスを利用しました。
まとめ
「スマートウォッチでバイタル見守り」は、高齢者だけでなく、工場や倉庫、屋外などの現場作業などに取り組む人たちの体調管理にも役立てられています。
スマートウォッチは購入・レンタルから選べるため、必要な期間などに応じて選ぶといいでしょう。