着物を手洗いしたり、クリーニングに出して失敗したという経験はありませんか?
クリーニング店に持ち込む場合もあれば、着物を購入した呉服店から紹介を受けた業者に依頼したと思います。
その後、戻ってきた着物を見てショックを受けたり、トラブルになった事があったかもしれませんね。
その原因として、
着物は丸洗いしても えり・そで・すその皮脂やファンデーション・ホコリ汚れ以外の目に見える汚れは一切落てへん
引用元:着物被害者を減らす会♪ ^0^/
とあるように、茶色じみ・黄ばみなどを中心に、汚れが落ちないことが珍しくないからです。
横浜市にある(有)丁子屋は1862年(文久2年)に創業し、「着物専門クリーニング工場」として、全国の呉服屋からの依頼を中心に年間6万着以上をクリーニングしている実績ある業者です。
しかし、呉服店の倒産や廃業が増えているため、呉服店経由で注文を受けるよりも、個人から注文を受けたほうが良いということで始めたのが「きものtotonoe」というオンラインクリーニングサービスです。
「きものtotonoe」で着物のクリーニングを依頼したほうが、呉服店経由で依頼するよりも短期間で割安になるそうです。
きものtotonoeの口コミや評判は?
きものtotonoeを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
母から譲り受けた着物を長い間ずっと、タンスの奥にしまっていました。
久しぶりに着る機会があり、タンスから引っ張り出したらカビが生えていました。どうしようかと思った時にネットで見つけたのがきものtotonoeです。
カビの生えた着物もきれいにしてもらえ、親切なご対応でしたのでまた利用したいです。
引用元:宅配クリーニングの手引き
トトノエは職人が1点1点検品して、汚れやシミをキレイにしてくれます。
機械ではなく人の目と手でやってくれるので、シミの種類ごとで適切な対処をしてくれます。一般的に着物のクリーニングは数万円かかることもあるので、一万円前後のトトノエはとにかく安いと言えます。
検品後によほどの支障が見られない限りは、すぐにクリーニングをして届けてくれますから、納期も早く安いです。
引用元:着物を普段着にすることに憧れる女のブログ
以前利用していたお店がなくなって、途方にくれていたところ、きものトトノエを見つけて利用しました。
引用元:宅配クリーニングの教科書
洋服でもコートやダウンなどのクリーニング料金にはビックリしますが、着物のクリーニングもすぐに出すのをためらう料金だと分かりました。
一度は出さなきゃと思いますが、続けていける自信がありません。
「この程度のシミなら家で洗えるのではないか!?」と自宅で洗濯したら、形が崩れてしまいました。
どうしたものかとネットで対処法を検索した結果、着物のトトノエさんにたどりつきました。
半分あきらめてましたけどダメ元で頼んで良かったです。
きものtotonoeの特徴
きものtotonoeの特徴をまとめました。
老舗悉皆屋が提供する着物クリーニング
「きものtotonoe」は横浜市の山手公園近くにある悉皆屋「丁子屋」が運営しています。
丁子屋は難易度の高いシミ抜きや修正、染め替えなどを得意としており、多くの呉服店から和服のクリーニングを受け取っています。
自社ホームページでは文久2年(1862年)創業となっていますが、別の記事では明治22年(1889年)もしくは、明治24年(1891年)に創業とありました。

現在は「きものtotonoe」のみの受付となっており、丁子屋の店舗では着物クリーニングなどの受付は行っていません。
横浜市の丁子屋の店舗に持ち込んでも迷惑になるだけですから注意してください。
なお、丁子屋の敷地内に滝があるため、無断立ち入りはできません。観光地でもないため、はまれぽの記事で確認してください。
宅配クリーニングで手間いらず
クリーニング店や呉服店に持ち込むだけでも手間がかかりますし、営業時間内に引き取れない場合もあるでしょう。
「きものtotonoe」であれば、これらの手間がなくなります。
「きものtotonoe」に申し込むと、着物を送るための「宅配キット」が最短翌日に送られてきます。
クリーニングしたい着物を梱包して、宅配業者に集配を依頼するだけです。
クリーニング終了後は、特殊梱包材で守られた状態で着物が送られてきます。
自宅で受け取るだけですから手間いらずです。
着払いで送ることは出来ませんので注意してください。
丁寧な対応/追加料金が出そうな場合は事前連絡
「きものtotonoe」にクリーニングする着物が到着した後、検品を行います。
その際に画像を撮影し、到着案内のメールとともに添付されます。
無事に到着したという安心感がえられますし、配送中にトラブルが起こって着物が汚れた場合には、ひと目で分かります。
検品の際に、しみぬきなどの追加料金が必要になる作業が出てきた場合には、事前確認が必ず行われます。
「きものtotonoe」では、勝手に作業をおこなって、追加料金を請求するといった心配は一切ありません。
リクエストをしたい点がある場合には、事前に伝えておくといいです。
再仕上げ/返金保証つき
「きものtotonoe」でクリーニングしてもらった着物の状態に不満がある場合には、以下の2種類の方法から選べます。
- 無料にて再仕上げ(到着後1週間以内に連絡)
- 30日間返金保証(きものtotonoeに対する信頼感が失われた場合)
あなたにとってベストとなる選択肢が用意されています。
きものtotonoeの費用
きものtotonoeのクリーニング費用は、以下のようになります。
長じゅばん、帯:1点あたり4,620円
(いずれも税込)
検品を通常よりも徹底的に行う「匠診断」は1点あたり1,100円(税込)の追加費用が必要です。
オプションとして、しみ抜きや汗抜き、ほつれ直しや洗い張りなどが用意されています。
匠診断の後でオプションを提案されることが多いです。
これらのオプションは着物の状況によって異なることから、個別での見積もりとなります。
支払い方法
- クレジットカード支払い(前払い)
- コンビニ後払い
- ヤマト運輸の代引き(後払い)
きものtotonoeの利用の流れ
「きものtotonoe」の利用の流れをまとめました。
- Webサイトから申し込み
- 無料の宅配キットが届く
- 収納袋に品物を入れて、宅配業者に集荷をお願いする(送料が必要)
- 「きものtotonoe」到着後に検品
- 着物の写真が添付されたメールが送られる(「匠診断」の場合、追加見積もりの案内が来る場合あり)
- クリーニング終了後、ていねいに着物を梱包
- 自宅へ発送
すべての工程が終了するまで、平均1ヶ月程度かかります。
着物を着る機会が多い繁忙期は1ヶ月以上かかることも珍しくありません。(1月が混雑しやすいです)
「匠診断」の場合は追加で1週間程度必要になりますし、オプション作業が増えると、納期が更に遅くなります。
キャンセル時は返送時の送料を負担する必要があります。