「フレッツ光が遅い」という場合に、混雑が少なく快適な通信ができる別のプロバイダに乗り換えたいと思うのではないでしょうか?
フレッツ光から移転しやすい「コラボ光」だと工事の手間なく乗り換えられますが、ドコモ光などは利用者が多すぎて、休日ともなれば終日混雑している場合も珍しくありません。
その他のコラボ光プロバイダも似たりよったりの状況であることが多く、NTTフレッツ網を使わないnuro光や電力系、CATVなどで独自回線を使用しているプロバイダでないと、光回線でも満足できる通信速度が出ない場合が多いです。
オープンサーキットは、フレッツ光を用いたプロバイダですが、従来から使われているPPPoEではなく、IPoEを使用しています。
IPoEを使用することによりインターネット回線の混雑を避けることができるため、オープンサーキットはフレッツ光を使ったままでも高速通信が可能になるといいます。
しかし、オープンサーキットv6Neo/v6Directは最近遅いという口コミや評判も聞かれますので、不安に感じているのではないでしょうか?
このオープンサーキットv6Neo/v6Directについて詳しく調べました。
オープンサーキットv6Neo/v6Directの口コミや評判は?
まずは、オープンサーキットを利用している人たちの口コミや評判などをまとめました。
オープンサーキット、P2Pの規制がどうこう言う以前に、ISPとして使い物にならない。
特に夜間は1Mbpsすらでない。動画はもちろん見れないし、ホームページも画像が少ない文字が主体のところじゃないと、画像を読み込みきれない。
引用元:ISP規制情報
ゴールデンタイムは5M以下。
常時この位出ればいいのだけどプロバイダ側は対応する気無しの様でがっかり。
引用元:Studio Radish
最近回線速度がものすごーく遅くなってたんですよ
昼は大丈夫なんだけど夜がひどすぎて測ってみると5Mbpsとかが普通に計測されてしまうくらい。今まで使ってたISPはasahiネット
ADSLから光に変えたときに安いところでいいやと適当に選んだけど、つい最近までは遅いと感じるようなことはなかったんだけどねぇ
そして変更先は価格コムとかで見かけたオープンサーキットと言うところにしてみることに気になる速度は80~90Mbpsが安定して出る結果に!
数日間使ってみたけど今のところ夜のピーク時間でもほぼ変わらない速度をキープ
引用元:日々適当ゲームブログ
回線はフレッツ光を使用しており、プロバイダが【オープンサーキット】という環境でネットを楽しんでいる私。
2年目になりましたが、障害にもほぼ悩まず、快適にインターネットが楽しめています!私も夜の間(ゴールデンタイムですね!)はネットの遅さに悩まされていました。
この遅さについて情報を調べて、辿り着いた答えがプロバイダのオープンサーキットだったのです!
おかげ様で今、現在も動画やオンラインゲームを速く!快適に!楽しめています!
引用元:夜にネットが遅くなる・・・悩める貴方へ!ipv6対応のオープンサーキット!
プロバイダをオープンサーキットに変更したら夜間の下り速度も200Mbpsを超えた
海外のゲームをやる以上、安定したpingは中々に難しい感じ
ただゲーム中落とされまくってた状態は改善出来た。
My環境を整えた上で不具合が出たなら相手側の問題として納得出来るので、取り敢えず一安心。— 柴犬銀 (@GinjiroShiba) 2019年8月1日
数年前は通信速度が遅い時期がありましたが、2019年8月時点ではおおむね好評です。
オープンサーキットはIPoEで認証部分の遅延を改善
オープンサーキットでは、ユーザー認証の部分で従来のPPPoEではなくIPoE(IPv6 IPoE)を採用しています。
このため、PPPoEがネックとなっていた通信速度の低下を解消することに成功しました。
また、IPoEでは、ユーザー数が増えても通信速度を平等に割り当てる仕組みが導入されており、安定した通信速度を維持できます。
ちなみに、このIPoEが使えるのは、オープンサーキット以外にも存在します。
「v6プラス」や「IPv6オプション」、「IPv6 IPoE + IPv4 ハイブリッドサービス」などと呼ばれているものであり、以下のプロバイダで利用できます。
- GMOとくとくBB
- ドコモ光(一部プロバイダ)
- So-net光
- ソフトバンク光
- DMM光
- @nifty光
- exciteMEC光
など
NURO光/auひかり(旧電力系回線)/電力系回線/CATV系回線よりは遅い場合が多い
オープンサーキットはフレッツ光のため、光ファイバーの収容形式はGE-PONです。
オープンサーキットを含めたNTT系光回線は最大速度1.25Gbpsを32分岐させているため、32分岐が全て使われると単純計算で一人あたり40Mbpsしか使えないということになります。
実際に、ドコモ光の加入者が右肩上がりで増加しているため、32分岐が全て使われるケースが各地で続出しています。
この問題はIPoE、IPv6であろうが関係のない、光ファイバーの分岐という物理的な制約による影響ですから、混雑する時間帯に通信速度が遅くなるのは当然です。
なお、NTTダークファイバーを使用しているnuro光やauひかり(旧TEPCOひかり、ひかりふる)・eo光・コミュファ光・メガエッグ・ピカラ光などの電力系回線、ケーブルテレビ回線はNTT系光回線を使用していないため、このような影響は受けません。
nuro光の場合は、G-PONを採用していることでGE-PONの弱点を克服していますし、他社はGE-PONですが、分岐数が少ないという単純な理由によるものです。
なお、eo光は加入者数が増えているため、GE-PONのボトルネックによる速度遅延が出ている地域も見られるようです。
オープンサーキットv6Neo/v6Directの違いは固定IPの有無
「オープンサーキットv6Neo」は、業者が確保している中から空いているIPアドレスが割り当てられる仕組みとなっています。
このため、接続するたびにIPアドレスが変わることも珍しくありません。
通常であれば、このようなDHCPサーバーからの割り当てを使っていても何ら問題ありません。
しかし、固定IPが必要な人、任意のポートを開放する必要がある人は「オープンサーキットv6Direct」を契約したほうがいいでしょう。
主に、IoTやM2M、一部のオンラインゲームや自宅サーバーなどを使う人が固定IPやポート制限のない通信環境を必要としますが、セキュリティを確保しておかないと危険です。
これらの必要性を感じない人はオープンサーキットv6Directを契約する必要はありません。
オープンサーキットv6Neoで十分です。
オープンサーキットの支払い方法は多い
オープンサーキットは、以下の支払い方法が選べます。
- クレジットカード
- 口座振替
- コンビニ払い
- Paypal
- 銀行振込
口座振替・銀行振込ができるプロバイダが減りつつあるなかで、オープンサーキットは貴重な存在です。