ニートやフリーター、中退、既卒など、大した職歴や学歴がない人物を採用してくれる企業なんてあるのかと思っていませんか?
転職・就職サイトやハローワークなどに出ている正社員求人を見ていると、離職率が非常に高いブラック企業ばかりといったケースは珍しくありません。
不動産やアミューズメント、飲食や介護、ITなど、1年もすれば社員の多くが入れ替わっているような会社が次々と見つかりますが、これから勤めたくないですよね。
このため、まともな雇用条件の仕事をしようと思ったら、期間工や派遣など、雇用が不安定な職しか選べないといったケースが多いです。
リクルートが運営する「就職Shop」は、既卒・第二新卒・フリーターなど、20代を中心とした「正社員」になるための転職・就職支援サービスです。
就職Shopに求人を出している企業は、全て書類選考なし、面接からのスタートという優遇措置がついており、これまでに10万人以上が利用しています。
また、就職Shopでは、仕事選びから入社試験の対策、入社時のサポートまで、完全無料で幅広くサポートしてくれますが、そんなに都合よく仕事が見つかるものなのでしょうか?
就職Shopの特徴まとめ
就職Shopの特徴をまとめました。
既卒、第2新卒、フリーター、ニートの正社員就職・転職を支援
就職Shopは、中退者、既卒、第2新卒、フリーター、ニートなどの正社員就職支援を行っています。
学歴不問で、大学院卒から中卒まで利用可能です。
求人状況によっても左右されますが、20代後半以降になると求人数が少なくなりますので、登録自体を断られる場合も出てきます。
未経験歓迎のポテンシャル採用ばかりですから、業務経験などを気にする必要はありません。
関東と京阪神でサービスを展開
就職Shopは、関東エリアの1都6県、及び、京都、大阪、兵庫の京阪神エリアでサービスを展開しています。
関東と京阪神以外のエリアでは、就職Shopは利用できないと考えておいて差し支えありません。
オンラインサービスは申し込みのみ
就職Shopは、リクナビなどのように、オンラインで求人を見て、気になる求人が見つかったら応募をするサービスではありません。
オンラインで行えるのは、新規申し込みのみです。
あなたの転職・就職を支援するキャリアコーディネーターと対面でサポートを受ける人材紹介サービスが就職Shopです。
エージェントサービスが利用できる
就職Shopでは、リクナビNEXTなどで行っている転職支援と同じレベルのエージェントサービスが受けられます。
- 個別面談
- 求人紹介
- 模擬面接
- 就職サポートセミナー
- 試験後フォロー
ハローワークや求人誌などを見て応募した場合には、不採用だと「お祈り」の通知だけで終わりです。
どこに問題があって不採用だったのかがわかりませんので、次々と応募をしては不採用という結果になりかねません。
一方、就職Shop経由で応募した場合には、応募先の担当者から就職Shopに不採用にした理由を知らせるため、この結果を元に対策が取れます。
不採用になった時のメンタルダメージが大きく変わってきますし、次に受けた会社での内定が近づきます。
書類選考なしで面接から始められる
就職Shopに求人を出している企業は、全て書類選考を行いません。
SPIや一般常識などの筆記試験を行う企業があるかもしれませんが、大半は面接試験からのスタートになります。
履歴書や職務経歴書などは面接試験時に提出しますが、少なくとも書類選考だけで「お祈り」される可能性はなくなります。
求人は中小零細規模の地元企業が中心
就職Shopで紹介してもらえる求人は、中小零細規模の地元企業が中心です。
首都圏なら南関東の会社が多いですし、近畿なら京阪神の会社の求人が多めです。
営業職と事務職で全体の過半数を超えており、技術職、販売職と続きます。
大企業や株式上場企業などの求人は少ないことから、一流企業で働きたいという希望を叶えることは難しいです。
気になることがあれば、応募をする前にキャリアコーディネーターに確認しておきましょう。
就職Shopの口コミや評判は?
就職Shopを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
就職Shopは、利用者の職歴・スキル・希望から、合格可能性の高い求人を紹介するサービスです。
そのため、こちらが希望していたとしても、必ずしも希望通りの求人を紹介してもらえるわけではありません。私は27歳という高齢で就活をして、「事務職」を志望していたのですが、「その年齢で職歴や、簿記などのスキルがないとあまり紹介できないです」と、事務職はあまり紹介してもらえませんでした。
その分、合格可能性の高い求人を選りすぐっているわけでもあるので良し悪しではあります。就職Shopは「紹介される求人が中小企業のものがほとんど」ということです。
紹介される求人は、従業員100人以下の企業の求人が大半を占めます。300人以上の大企業は、わずか14%となっています。就職Shopは、希望通りの求人を紹介してもらえない場合があり、企業規模も選びにくいので、「最初の就職だし、時間がかかっても、じっくり選びたい」方には向いていないかもしれません。
引用元:既卒の就活を成功させる5つのステップ
紹介してもらえる求人に関しては、本気で若者を育てたいと思っている会社も一定数はありますが、中には人をあまり大切にしていないと思える会社も混在はしていました。
あと、企業規模としては昔ながらの小さい会社の紹介が多かったです。
利用を検討している人は念の為の保険として、他のエージェントも併せて登録しておくのをお勧めします。
引用元:転職エージェントみんなの口コミ評判
ニートから就活した時に1次面接でガンガン落とされた経験から、あ、これは一人では攻略できないし時間とお金がもったないわ・・・と気づきました。
ハロワ+エージェント利用は鉄則です。1つのエージェントに完全に依存したままだと就活、転職するペースが早くならず、良い企業との出会いも促進されません。
なのでハロワを起点にしつつ他のエージェントを2~3個利用し、相性の良い人を探すのがベストだと感じています。就職shopエージェントの方は人生相談クラスで悩みに答えてくれるので真剣に就活したいと考えていた僕には最適でした。
就職エージェントなんて「はい!これが君がいま狙える企業ね!あとは面接だけ!!」というどうしようもない人たちだとばかりに考えていましたが、完全に勘違い。
就職shopの初回面談では「いま、どんな方向に進みたいのか?」「就職するなら、どんな業界が最適なのか?」「具体的にいま希望している進路は正しいのか?」など、いま抱えているニートならではの就職活動の悩みを一緒になって、真剣に、親身に考えてくれます。
僕の経験から言えば、ブラックな会社を紹介されたり、求人票に乗っている情報が実際の職場と違うことがあったことはありません。
紹介どころか登録断られた。
自己分析出来てない人はお断り。
引用元:転職キャリアガイド
まずは自分の適性をチェックするテストを受けることになります。
6つのパーソナリティタイプの中から自分のタイプを診断してもらうことに。そして、こうした適性に合った求人を紹介してもらうことに。
その後、求人が気になれば応募をすることになります。
書類選考で落とされることはないので、そのまま面接に進めるのが嬉しいところですね。自分の場合は1次面接は通過しましたが、「いい就職.com」から紹介してもらった企業の内定を獲得したため、就職shopの利用はここでストップ…という感じでした。
引用元:既卒ニートでも就職できる!就活の方法を解説
就職Shopの利用の流れ
就職Shopを利用するにあたっての流れをまとめました。
- Webサイトから面談予約(時間、場所)
- 担当者からの電話連絡にて詳細の確認
- 指定した時間・場所で就職Shop担当者と個別面談
- (必要に応じて)セミナー参加
- 希望する企業に応募
- 書類添削や面接の練習
- 内定
あなたが採用されるまで、無料で就職Shopのサービスを利用できます。