ファッション業界やアパレル業界は、仕事がキツイ割には給料が安かったり、休みがほとんどないなど、厳しい雇用環境のところが少なくありません。
離職率の高さは、あなたも実感しているのではないでしょうか。
転職したいと思って求人票を探していても、なかなか自分にあったものが見つからないという状況が続いているかもしれません。
そこで、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)が提供するアパレル/ファッション業界に特化した転職支援サービス「クリーデンス」が役立ちます。
医師や看護師、薬剤師や保育士、IT関連などに特化したエージェントサービスは数多くありますが、アパレル/ファッション業界に特化した人材紹介サービスは、他業種と比べると少ない印象です。
リクルートやマイナビなどの大手業者では、アパレル/ファッション業界に特化した転職支援サービスではなく、幅広い職種に対応したリクルートエージェントやマイナビエージェントで行っていますが、特化型のクリーデンスと比べると、どちらのほうが良いのでしょうか?
クリーデンスの特徴まとめ
クリーデンスの特徴をまとめました。
非公開求人を数多く用意
クリーデンスで用意している求人は2,800社以上と、ファッション・アパレル業界だけに特化すれば、他社と比べても多いです。
大手アパレルからデザイナーズ、セレクトショップやインポート・ラグジュアリーブランドと幅広く揃っていますし、全体の7割が非公開求人です。
普通に求人を探していたら見つけられないような「業界内の評判も良いブランド」が多いのが特徴です。
正社員・契約社員の募集が大半で、派遣社員の募集はありません。
一部には業務委託という形式での募集もありますので、個人事業主として参画できる案件も見つけられます。
クリーデンスでは、職種を非常に細かく選ぶことができます。
デザイナーやパタンナー、バイヤー、マーチャンダイザー、営業、店長や店員、生産管理、物流、管理、事務という具合に、経営者を除けば、全領域をカバーしているといっても過言ではありません。
転職エージェントにアパレル/ファッション業界出身者が多い
クリーデンスで活動している転職エージェント(キャリアアドバイザー)は、多くがファッション・アパレル業界からの転職者です。
このため、とにかく話が通じやすいです。
全くの畑違いのエージェントに話をする際には、よほど細かく説明しないと理解してもらえませんし、本当にわかっているのか疑問を感じることも珍しくありません。
その結果、リクエストを出してもピントがはずれた対応をされる場合もあります。
クリーデンスであれば、このコミュニケーションのストレスがなくなりますし、情報共有や意思疎通が圧倒的に楽ですから、転職活動が進みやすくなります。
また、GCDF-Japanキャリアカウンセラー(キャリアカウンセリング協会実力判定試験か国家資格キャリアコンサルタント試験の合格者)が多いのも、スムーズな転職活動を進めていく上では役立ちます。
首都圏、東海圏、関西圏の求人が大半
ファッション業界、アパレル業界は、ビジネス構造自体が3大都市圏を中心に動いていることから、クリーデンスでは地方の求人は非常に少ないです。
クリーデンスで求人を探すと、東京、名古屋、大阪近辺の会社や店舗がほとんどです。
北海道から沖縄まで、地方の求人を探す場合には、iDAなどの他社サービスも並行して利用したほうがいいでしょう。
elanは仙台近郊の求人に強みがありますし、「Fashion HR」は福岡近郊に強いです。
異業種、職務経験が短いと紹介される求人が少ない
クリーデンスで異業種からの転身をサポートしてもらうのは難しいです。
同業者がキャリアアップのために使うケースが多いからです。
アパレル・ファッション業界未経験者や、勤め始めて3年未満というのであれば、他のアパレル・ファッション業界向け転職支援サービスを利用したほうがいいかもしれません。
未経験者でもOKという求人を数多く用意しているからです。
クリーデンスの口コミや評判は?
クリーデンスを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
ブラック企業と言われる企業の紹介はなかった。
基本が経理職なので、異業種・異業界の紹介への抵抗はなかったが、クリーデンスがアパレルに特化した媒体なため、異業種、異業界の紹介はありませんでした。大手は全く駄目だと痛感した。紹介はあるけれど、面接に進めるような案件に絞っての紹介がない、
登録後の個別のエージェントからのアプローチのなさ、など、ネットでの露出度と実際とのかい離が異常なほど激しいと感じた。
引用元:転職エージェントのリアコミ
職場の人から教えてもらったのがきっかけで登録しましたが、基本的には業界で何らかの経験値を持った人のための転職支援サービスなのかなという印象でした。
経験や実績が弱い状況の私だと、ほとんど求人の紹介はなかったです。
業界で一定の経験やスキルを持った人であれば求人が多い職種もあるようですが、私自身は転職成功という訳にはいきませんでした。
引用元:転職エージェントみんなの口コミ評判
私の場合は、元々アパレルで10年ほど働いていて、転職をしましたが、実際にそのときに使ったのがクリーデンスを始めとする転職エージェントでした。
私は転職活動をする中で、いろいろ考えた末にアパレルから離れて、一般職に転職したのですが、アパレル専門転職エージェントの中だと、クリーデンスは確実にダントツで良いサービスだったなと思います。
企業を紹介してくれるときは、残業がどの程度あるのか?どういった形でキャリアアップをしていけるのか?など、ブランドの評判をきっちり教えてくれます。
世の中には、転職を成立させるためにブランドの評判をちゃんと教えてくれない転職エージェントというのも存在しますが、クリーデンスはそんなこと全くなし。信頼できます。クリーデンスの場合は、連絡の頻度が「ちょうどいい」んです。
こちらから連絡したらレスポンスが早いですし、急な予定変更など、ちょっと無理めなお願いにも応えてくれました。
向こうからやたらと催促が来ることもなく、私なりの転職活動のペースに合わせてくれました。
クリーデンスはアパレル業界に特化しているエージェントだけあって、クリーデンスにしかない求人もたくさん扱っています。
また、CA(キャリアカウンセラー)さんが元アパレル業界に勤めていた人のため、業界にとても詳しいです。
安心してお願いできるのもクリーデンスから応募することを決めた理由でした。書類選考を通過すると面接になりますが、日程も全て転職エージェントを介して行うので、気を遣うことがありませんでした。
仕事で都合が悪い場合も調整してくれますし、私の場合は在職中と言うこともあり、全ての面接を私の定時後から行ってくれました。
最終の役員面接まで夜からだったので、さすがに転職エージェントも驚いてましたが、、、普通では考えられませんよね。自分ひとりではこんなわがままな交渉はできないので、転職エージェントにお願いすることで、転職活動の負担を減らすことができて良かった、と思っています。
引用元:Career Closet
私は、クリーデンスからの内定を辞退しましたが、辞退連絡してもゴリ押しするようなことは一切ありませんでしたし、むしろ別の企業に入社する私を応援までしてくれています。
中には、個人の営業成績を気にしてゴリ押ししたり、内定辞退を拒否したりする転職エージェントもありますが、クリーデンスにそのようなことは全くないようです。クリーデンスを利用するメリットは、求人数が多く、インテリジェンスの関連会社ということもあり情報量が多いことだと思います
クリーデンスに登録している中、いきなりインテリジェンスから求人紹介の連絡というようなことはありませんが、求人票の共有はされているように思います。大手の転職エージェントではないものの、他社との差別化ができていて、取引している企業からの信頼関係も強いため、求職者からすると安心で安全な転職エージェントと言えるでしょう。
引用元:転職エージェントのすべて
クリーデンスの利用の流れ
クリーデンスは全て無料でサービスを利用できます。
優秀な人材を確保したいと考える企業側が費用を全額支払うからです。
企業側としても、自社で求人票を出して、応募者を選考するよりも、転職支援サービスを利用したほうが、優秀な人材を低コストで調達できることを知っているからです。
クリーデンスに登録した後に行う、最初のキャリアアドバイザーとの面談は、東京本社(赤坂:カナダ大使館ビル)と大阪支社(うめきた:グランフロント大阪タワー)に通える人は対面、それ以外の地域だと電話で行います。
医師向けの転職支援だと転職コンサルタントが自宅などに来てくれますが、クリーデンスではコンサルティングの際にキャリアアドバイザーが出張することはありません。
時間は長くても1時間程度、平日、もしくは土曜日のうち、都合の合う時間帯を選べます。
カウンセリング終了後のキャリアカウンセラーとのコミュニケーションは、メールや電話などが中心になります。
地方在住の人の場合、クリーデンスのキャリアカウンセラーと一度も合わずに転職先が決まる場合も多いです。
医師や薬剤師向けの転職支援サービスのように、面接時などにキャリアカウンセラーが同行することはないからです。
クリーデンスの転職支援サービスは、転職先の企業に入社した時点で終了となります。
他社の場合、転職後も暫くの間はアフターフォローといった形で連絡が来ることがありますが、クリーデンスからのアプローチは一切ありません。
もちろん、転職した後でも求職者からキャリアカウンセラーへ相談はできますので安心してください。
入社前に受けた企業側の説明と全く違うので騙されたと感じた時などには、相談にのってもらえます。