一般社団法人子ども・青少年育成支援協会では、発達障害の支援者や保護者などを対象とした「発達障害サポーター’sスクール」(サポスク)を開講しています。
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)は、発達障害支援の専門知識を身につけることができるオンライン講座です。
基礎講座を受講した上で、所定の対策講座を受講し、全国約200会場で行われるCBT方式の試験に合格することで、3段階の発達障害学習支援サポーター資格を取得できます。
この発達障害サポーター’sスクール(サポスク)は、2020年7月時点で7,000名以上が受講しており、満足度97.3%と非常に高いです。
受講生の口コミや評判などをまとめました。
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)の口コミや評判は?
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)を受講した人たちの口コミや評判などをまとめました。
あからさまな現代版資格商法。
現代版資格商法は、全く資格としての裏付けがなく、取得したところで何の意味もない民間検定試験を「資格」として祭り上げ、言葉巧みに受講生を集めます。
受講料や検定料が数万円程度と低めで、資格取得後も年会費などを徴収するのが現代版資格商法の特徴です。現代版資格商法は「被害金額が少なく、騙された意識が低い」という傾向があります。
被害にあったら消費生活センターに相談を。
私は娘が発達診断と診断されて、とても辛い気持ちになりました。
その辛さの原因のほとんどが「知らないこと」に由来すると感じています。療育の手続き、保育園への伝え方、小学校入学以降
誰も自分たち親子にとってベストな選択肢はこちらと教えてくれません。受講してみた「子どもの発達の基礎知識」
発達障害そのものではなく、定型発達の基礎を学べる講座です。この講座は即日オンライン受講でき、さらにポワーポイントの資料が郵送されてきました。
親になれば検診や母子手帳をもとに部分的に定型発達の目安を学びますが、改めて体系的に学ぶことで、自分の娘と定型発達の子供との差がどの程度あるのか整理するのに大変役立ちました。
専門的な知識は難しいとしても初歩知識だけは身につけた上で、家庭の中で親から子への接し方で発達が促せるとより良いなと思っています。
引用元:ちいさなあなたへ~発達障害の娘との子育てブログ~
Twitterでフォロワーさんが勉強されているのを見て気になったのがきっかけで、一般社団法人子ども・青少年育成支援協会さんがやっている発達障害サポーターズスクールの講義を受けてみた。
この講座は「支援者向け」とされていますが、イチ保護者として受講した私の感想を書きます。現時点で私が受講したのは「発達障害基礎理解講座」のⅠとⅡのみ。
で、結論からいうと「すっごく良かったよ!」ということに尽きる。
Ⅰの「点が線になっていくイメージ」で知識の整理がされて、Ⅱで「知識が立体的になっていく」という感覚だった。これからの講義で学習支援の方法を学べたら、この先、学校や自治体と交渉することが生じた際に、たじろくことなく向かっていけるような気がして。
根がチキンでビビりだからハッタリかますのが苦手な私には、これが武器になることを期待して。
ゆるゆるがんばるよー!
引用元:note
発達障害サポーター‘sスクールのオンライン受講することにした。今日は無料受講の「モリサワUDフォント」から手始めに~。一般の教科書体だと視覚過敏の子にはとんがったところが自分に刺さってくる感覚があって教科書を開けない子もいること、初めて知った。
— きらりん(ヘラコテーズの一味) (@herakote) April 4, 2021
村中先生がやってる発達障害サポーター's スクールのオンライン講習受講完了。これは今まで受けた発達障害に関するレクチャーの中で最強のような気がしている。
— セラピスト5年目 (@beginnertherapi) August 9, 2019
家庭の学校化は本当にやめて欲しいですね。
親が教えてうまくいくのは、本当にまれです。
ほとんどがケンカになります。お家はホッとできる場として、
本人の興味のある事を楽しもう!心と体の健康を第一に!とお伝えしています。発達障害サポーター'sスクール申込みました。楽しみです。
— ごまきなこ (@WbuyrP5U0o5Ctm8) May 26, 2020
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)は、2016年の開講以降、福祉施設職員、教師、保育士、臨床心理士、フリースクール教員、保護者など、累計7,000名以上が受講(2020年7月時点)しています。
全講座の受講満足度は97.3%と非常に高いです。
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)の特徴まとめ
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)の特徴をまとめました。
「資格制度」と「テーマ別講座」の2本立て
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)は、なかなか系統だって学べる機会がない発達障害支援の基本を「基礎講座」で身につけます。
その後、対外的に専門知識を保有していることを証明できる「資格制度」と、発達障害支援に必要となる、幅広い知識や技能を学ぶ「テーマ別講座」の2本立てで更に理解を深めていきます。
一部のセミナーは会場でも受講できます。
3段階の資格制度
一般社団法人子ども・青少年育成支援協会では、発達障害支援に特化した学習支援資格を策定しています。
2022年7月時点では、以下の3種類の資格となっています。
- 発達障害学習支援サポーター
- 発達障害学習支援シニアサポーター
- 発達障害学習支援エキスパートサポーター
それぞれの資格に対応した講座を受講した上で、全国約200会場で行われるCBT方式試験を受験し、合格することで資格が取得できます。
上位資格を取得するためには下位資格の保有が条件となっているため、系統的に知識を身につけられます。
まとめ
発達障害サポーター’sスクール(サポスク)オンライン講座は、受講生からの口コミでも非常に好評でした。
発達障害の人に携わる関係者だけでなく、保護者からも目からウロコなどといった意見が見られました。
独占資格以外、公的な裏付けのない民間資格に関しては「資格商法」などといった揶揄が必ずといっていいほどに見られますが、サポスク受講生や発達障害学習支援サポーター資格取得者がさらに活躍するようになれば、公的な価値も高まってくるのではないでしょうか。