転職ドラフトは、IT・Web系エンジニアを対象とした転職支援サービスです。
あなたが作成したレジュメを元に、毎月1回のドラフトでIT・Web系企業からスカウトを受けるという仕組みです。
転職ドラフトでは、企業側からスカウトを乱発することを禁止しています。
本当に欲しい人材だけに絞り込むことでスカウトの信憑性を高める狙いがありますが、企業側が求める人材ではなかった場合には「指名無し」で終わる可能性もあります。
しかし、2016年には、転職ドラフトでのスカウト時には「みなし残業代」を含めた年収を提示した後、採用時には残業なしの年収で雇用契約を結ぼうとしたため、年収が100万近く変わることもあって炎上しました。
現在は改善されていますが、利用者からの口コミや評判などから調べました。
転職ドラフトの口コミや評判は?
転職ドラフトを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
転職、いざやるぞ、ってなるとくっそめんどいよね笑
転職ドラフトに登録だけしてレジュメの入力めんどくさすぎてやめた
引用元:Theory Work
有象無象の転職サービスがある中、転職ドラフトはユニークな仕組みを持っているし、自分の転職にも大きく貢献してくれたので、感謝の意と良いものを広めたいという意志からこの記事を書く。
とにかく最初はナメてかかるのが自分の性分である。
当時は、強い転職意志が無かったので、1000文字くらいのレジュメを書いた。
かなり内容が薄かったので、運営にリジェクトされてしまった。通常ならそこで諦めていたのだが、同時期にレジュメを提出していたエンジニアの妻が審査に通っていて悔しかったので、本気で10000文字くらいのレジュメを書いた。
人間にレビューしてもらえるので、ある程度レジュメ自体の質を向上させることができた。このとき自分は会社員として働いていたので、年収を提示してもらうような本気度の高い面接だけ受けられるというのは魅力だった。
ユーザーベースから指名をもらい、面接をした。
普通に面接で落ちたので、「年収提示されても落ちるんだな。。。」とショックを受けた。レジュメは前回のものを使い回せたし、まだ求職中だったのでエントリーをした。
今回は、3社から指名が入った。
ちなみに金額的にも指名数的にも前回のドラフトよりかなり伸びたが、自分が何か努力したわけではない。
「転職は縁」とは言うが、まあ運ゲーだよねと諦めて気を楽にしたほうが良いと思った。他の求職者の情報や、企業の指名状況もオープンであり、転職活動を通して自分に何が足りないかわかるというのも大きな価値を提供できていると思う。
サービス上では年収600万円を提示されたのに、実際に会社で話を聞いてみたらそれよりだいぶ低い金額の提示を受けました。
なんでサイトの年収と剥離があるのか?
みなし残業費とかで、年収に違いが出てるんでしょうか?
ほかもこんな感じかと思うと、なんか怖くて使えないです。
引用元:キャリア転職センター
私は6 社から指名をいただきました。
各社の提示年収に幅はあれど、少なくとも年収ベースで 50 万円アップは見込めるようでした。また終了間際に指名する企業も多い中、スピーディーに指名してくれる企業は特に好感が持てました。
一人ひとりに個別のメッセージを用意する必要があるため、企業側の負担は間違いなく大きいとはいえ、自社のイメージアップ・他社に先んじて面談スケジュールを確定できるなど、それに見合う恩恵はあるのではないでしょうか。
私は年収アップを前面に押し出した Web 広告のイメージが強く、最新技術に精通し経験も豊富な「強い人」のためのサービスだと想像していました。
しかし実際にはそうでない人でも、しっかりレジュメでアピールできれば指名は十分もらえると思います。というのも指名期間中には古の mixi の足跡みたく、レジュメを閲覧した企業が通知されるのですが、 見ている限り多くの企業が参加者全員のレジュメを一通りチェックしている印象があります。
つまり足切りのようなことを実施している企業の方が少数派ではないでしょうか。何よりも自分の強みを言語化して、読み手に伝わる文章が書けるかが最も重要だと考えます。
引用元:承認これくしょん
転職ドラフトに参加し、初参加ながら最終的に17社から入札を頂き、最高入札額930万円を頂けた。
レジュメを提出し、審査も通り、開始日まで手直しを加え、開始日を迎えて入札期間に入ったのですが、全然指名が来ない!!!という状況でした。
その後、終了5日前くらいから徐々に入札が入り始め、終了前日と終了直前に一気に入札が入りました。もしこのまま選考に進み、内定を頂いた際にオファー金額通りの最終提示を頂ければ、現職の給与よりは上がる可能性が見えてきました。
引用元:転職ドラフトで17社から指名を頂いたので振り返ってみる
転職ドラフトの特徴まとめ
転職ドラフトの特徴をまとめました。
IT/Web系エンジニア限定
転職ドラフトを利用できるのは、ITエンジニア・Web系エンジニアのみです。
IT企業に勤務していても、それ以外の職種についている場合には対象外となりますし、建設業やサービス業などに勤務していてもITエンジニアであれば参加できます。
転職ドラフトでは正社員求人が中心です。
フリーランスの案件獲得向けには不向きです。
完全無料
転職ドラフトを利用するにあたって、お金は入りません。
求人を出す企業側が料金を支払って、転職ドラフトのサービスを維持しています。
ドラフト会議は月1回実施
転職ドラフトで企業側から求職者にオファーを出すドラフト会議は月1回のペースで開催されています。
転職ドラフトには独自の基準を満たした150社以上が参加しており、常時100社前後がスカウトする人材を探しています。
レジュメに合格しないとエントリー不可
転職ドラフトに参加するためには、事前にレジュメを提出し、合格する必要があります。
レジュメは履歴書や職務経歴書などの内容まとめたものですが、人間の目によるチェックが入ります。
レジュメの内容が薄いと不合格になりますし、合格していても企業側からのオファーは受けにくいです。
あなたの保有しているスキルや業務経験などを詳しく書くほうが有利です。
年収アップ事例が大半
転職ドラフトを利用する際に、あなたの現在の年収を公開する必要はありません。
企業側は、あなたのレジュメを見た上で、年収額を提示します。
その結果、転職成功者の93.8%が平均126万円も年収を上げています。
ブラック企業などで買い叩かれていた場合には、転職で年収が2倍以上にあがったケースも有りました。
選考の結果が不採用になる場合はあり
転職ドラフトでスカウトが来ても、内定という意味ではありません。
選考の結果、不採用になる場合もあります。
闇雲にスカウトをするわけではないため、企業側の採用意欲は通常よりも高いです。
炎上した給与面の問題は改善
転職ドラフトでは、2016年の開催時に、スカウト時に提示された年収と、選考時に提示された年収が全く違うとして炎上しました。

このトラブルを受けて、転職ドラフト側では、スカウト時の曖昧な提示は禁止とするなど、厳密なルール化が行われました。
これ以降は、炎上するような案件は見つかっていません。
まとめ
転職ドラフトでは、月1回のドラフト会議で指名が来ないと転職活動は全く進みません。
企業から指名が来て内定を獲得できれば給与アップが期待できますが、まずはレジュメの充実化からはじめたほうがいいでしょう。