(株)スペシフィックが運営する「障害者雇用バンク」(旧:エラビバ)は、障害者手帳を保有する障害者を対象とした転職支援サービスです。
2021年5月時点では、関東・関西を対象としてサービスを提供しています。
障害者雇用バンクでは、自社保有の正社員求人やハローワークで募集している求人、さらには、好条件の非公開求人と幅広く用意しています。
あなたの今までのキャリアや希望などにあわせて、担当者が最適な求人を紹介しますし、就労移行支援・就労継続支援の案内も可能です。
その他、障害者雇用バンクでは履歴書の作成や面接のアドバイス、オンライン面談など、あなたが内定を得るためのさまざまなサポートを行います。
この障害者雇用バンクに関して、利用者からの評判はどうなのでしょうか?
障害者雇用バンクの口コミや評判は?
障害者雇用バンクを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
エラビバの頃に書かれた口コミも含まれます。
返信が早いのは最初だけ。
初期面談はとても丁寧だったが、誰でも受かるような大量採用の求人に勝手に応募され、「ここはなかなか書類受かりにくい所ですから~」と言われた。
いやいや、ここ受かりやすいの誰でも分かりますから。しぶしぶ面接に出向いたが、なんと一次面接の結果が出るまでに1カ月半・・・その間何の連絡も求人紹介もなし。
設立されたばかりで求人数が少ないのか、キャリアアドバイザーの方が手いっぱいなのかは分かりかねるが、さすがに放置しすぎだなと思う。
別エージェントにて内定が出たので、辞退の連絡をしたところこれさえも返信なし。
僕の意見何ですが障害者雇用の幅が広がりました。
やはり、ハローワーク行くのはちょっと見つからないとかハローワークの職員が怖く挫折してしまうってありませんか?
新たにエラビバが増えた事で調べるのが楽になります。
引用元:就労のアスナロウネット
WEBでの相談が可能なため、移動が辛い私にとっては有難かった
引用元:就活応援プラットフォーム
エラビバという障害がある人でも雇ってくれる求人を掲載しているサイトに登録。
したら、手帳がないと求人の紹介などできないとのこと😣
手帳…自分には必要ないかも?と思っていたけど、オープンで就活するなら手帳を持っていた方が企業側も配慮してくれるらしいので、主治医に打診するか悩む。。 pic.twitter.com/3RNQbCEBsJ— 海(うみ) (@umininaritai363) February 1, 2021
明日オープンのサイトを拝見しましたが、今どきには珍しくイケてないちょっと一昔前のデザインかも???文字が画像でサイズが固定されていて文字のサイズが変えられないのは障害者向けサイトとしては致命的な欠点では? →障害者向け求人・転職・就職サポート!【エラビバ】 https://t.co/315CkLk3XA
— のほほん堂 #良心的投票拒否者 (@nohohondo) May 28, 2019
この件ですが、障害者雇用バンクのホームページはリニューアルされ、文字サイズなどの変更も自由に行えるようになりました。
レスポンスが遅いといった不満も見られますが、実際に利用している人たちからは満足している人が多い印象でした。
障害者雇用バンクの特徴まとめ
障害者雇用バンクの特徴をまとめました。
完全無料で利用可能
障害者雇用バンクなどの人材紹介サービスを提供する会社は求職者から費用を徴収することが法律で禁止されています。
このため、ハローワークと同じように、完全無料で全てのサービスを利用できます。
求人は関東・関西のみ
障害者雇用バンクはオンラインで完結するサービスのため、全国から利用することは可能です。
なお、求人を出している企業は、2021年5月時点で関東・関西に集中している状況です。
このため、企業に通勤することなどを考慮し、関東・関西に在住、もしくは通勤できることが条件となります。
障害者手帳を持っていることが前提
障害者雇用バンクでは、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを保有していることを条件に転職支援サービスを提供しています。
これらの障害者手帳を持っていない人は、障害者雇用バンクを利用できません。
スマホやパソコンでサービスが受けられる
障害者雇用バンクでは、コロナ禍以前よりオンラインで転職支援サービスを完結できるように配慮してきました。
転職カウンセラーとの面談や履歴書などの書類添削、面接試験のアドバイスなどを、ビデオ通話やメール、SNSなどを通じて行います。
このため、スマホやパソコンが有れば、障害者雇用バンクのオフィスに足を運ばなくても転職支援サービスを受けることが可能です。
なお、試験会場が指定されている場合は、指定日時に試験会場に足を運ぶ必要があります。
好条件の非公開求人も用意
障害者雇用バンクでは、公開求人は2,088件(2021年5月6日時点)となっており、正社員求人が多いです。
時期によって求人数は上下しますので、参考程度に見ておくといいでしょう。
障害者雇用バンクで確保している公開求人以外にも、ハローワークで公開している求人、さらには、非公開求人も保有しています。
非公開求人は、ある程度の業務経験や知識が求められる場合が多いですが、良質な人材を確保するために、通常の求人よりも好条件であることが多いです。
新規事業の人材募集など、公開求人にしてしまうと、他社に企業戦略などがバレる恐れがあり、企業側にとって不都合が出る場合にも非公開求人にすることが多いです。
転職支援サービスも充実
障害者雇用バンクでは、あなたにあった求人を紹介するだけではなく、さまざまな転職支援サービスを提供しています。
- 障害者雇用バンク担当者とのオンライン面談(キャリアカウンセリング)
- 履歴書・職務経歴書などの作成支援/添削
- 面接試験などの日程調整代行
- 面接試験のアドバイス
- 内定後フォロー
など
求人だけでなく、就労移行支援・就労継続支援などが向いていると判断した場合には、就労移行支援事業所の紹介も可能です。
障害者雇用バンクの利用の流れ
障害者雇用バンクの利用の流れをまとめました。
- 無料会員登録
- Web面談に必要な情報の提供(オンライン完結)
- 障害者雇用バンク担当者とのWeb面談(ビデオ通話)
- 障害者雇用バンク担当者からの求人紹介
- 応募したい求人があれば応募
- (必要に応じて)応募書類の添削/面接アドバイス
- 企業側での書類選考/面接試験の実施
- 内定/不採用通知
- アフターフォロー
他社の転職支援サービスで内定を獲得したり、就労移行支援事業所への入所など、障害者雇用バンク経由で内定が得られなかった場合でも、いつでも退会することは可能です。
転職するチャンスを増やすためにも、障害者雇用バンクに会員登録しておくと有利です。