(株)古都が運営する「リゾートシェア」は、東京都・京都府を中心に30箇所、70部屋以上の戸建住宅を会員専用宿泊施設として利用できるサービスです。
タイムシェアのように所有権を購入するのではなく、月会費を支払うことで宿泊施設を利用できます。
リゾートシェアは和室を中心とした築3年以内(一部リフォーム)の戸建住宅の一部屋を、1泊2日からウィークリーマンション感覚で利用できます。
普通の住宅の空き部屋を貸し出す民泊ではありません。
共用部分は建物の玄関と廊下のみとなっており、風呂やトイレなども部屋ごとにわかれています。
キーレスのためにチェックイン・チェックアウトの手続きも簡単です。
ホテルや旅館などの宿泊施設の場合には宿泊費用が高くなりがちなハイシーズンでも、リゾートシェアでは年間を通じて定額料金で宿泊することができます。
リゾートシェアは月会費制の戸建てシェアサービス
リゾートシェアは月会費12,000円(税別)を支払うことで、宿泊に必要となるポイント(毎月12,000ポイント)が付与されます。
このポイントに有効期限はないため、宿泊する時まで貯めておくこともできます。
定員4名までの小部屋であれば1泊12,000ポイント、定員5名以上の大部屋は1泊24,000ポイントが必要です。
定員までであれば、何人宿泊しても費用は変わりませんし、消費するポイントは年間通じて同じ(一部除く)です。
月会費の支払いでためたポイントだけでは足りない場合、12,000ポイントから必要に応じて都度購入することができます。
宿泊税は現地での徴収となります。
会員在籍期間により予約開始日が異なる
リゾートシェアでは、会員登録日からの期間に応じて、予約可能な範囲が決まっています。
入会後半年以内は3ヶ月先までの予約ができますが、半年をすぎると6ヶ月先までの予約ができるようになります。
特に、繁盛期は早めに予約しないと希望の施設の予約が取れない場合があるため、他の会員よりも先に予約ができるというのは有利です。
なお、宿泊予約受付の締切日は「宿泊希望日の3日前」です。
宿泊予定日1週間以内はキャンセル料100%
リゾートシェアの宿泊予約のキャンセルに伴うキャンセル料は、以下のルールとなっています。
7日前から当日:全額(ポイント消費)
なお、自然災害や計画運休などの影響で宿泊ができない場合は、当日キャンセルの場合でもキャンセル料はかかりません。
この場合、宿泊できない事がわかった時点でリゾートシェアの担当者に連絡する必要があります。
リゾートシェアは東京と京都を中心に展開
リゾートシェアは、宿泊需要が多い東京と京都を中心に展開しています。
京都府:京都市内各地
会員数の増加に合わせて施設数も増やしているため、「人数が多すぎて予約ができない」と言う状況が起こらないように配慮されています。
リゾートシェアの各部屋は、ホテルと同様に、寝具やアメニティ類は一通り揃っています。
なお、浴衣などのナイトウェアは用意されていないため、自宅より持参する必要があります。
また、風呂・トイレは共用ではなく、各部屋ごとに用意されています。
簡易キッチンや食器、調理器具もあるため、自炊が可能です。
暗証番号で施錠解除するためキーは不要
リゾートシェアの各施設の施錠は、全て番号式となっています。
入室に必要となる暗証番号は、宿泊前にリゾートシェアから送られてきます。
宿泊当日は予約した施設・部屋の入り口で暗証番号を入力すれば、そのまま入室可能です。
鍵の受け渡しなどは一切ないため、チェックイン・チェックアウトの手間がかかりません。
リゾートシェアの口コミや評判は?
次に、リゾートシェアを利用した人たちの口コミや評判などをまとめました。
備え付けにティッシュとかゴミ袋とかあるといいかなぁって思いました。
引用元:booking.com
施設は想像以上に広々としていて、綺麗でした。
大人数や長期滞在にも向いていて、また利用したいと思いました。
スタッフの方とメールでやりとりできるので、不明点や不安な点はすぐに解消できるのも、とても良かったです。
引用元:hotels.com
ここをチェックインした際、暖房も布団も入れられておらず、失望しました。
セルフチェックインのため、その部屋の寒さはよけに暖かく歓迎される気持ちを感じられません。
疲れたにもかかわらず、一つ一つ布団をセットしなければなりません。実際部屋の光も、広さも、施設も、写真よりワンランク下だと、心に準備していたほうがいいかと思います。
布団に髪の毛が見つかったし、洗濯機もフィルターが掃除されていなかったです。
引用元:booking.com
部屋も広く、トイレも綺麗でした。
駅も近く交通面でも便利だったのでまた利用したいと思います。
引用元:エクスペディア
娘が、友達6人で利用しました。
貸し切りなので、ゆっくり過ごせたみたいです。
また、機会があれば、予約したいと思います。
引用元:楽天トラベル
リゾートシェアは基本的にセルフサービスとなるため、リゾートホテルのようなフルサービスを期待していると失望することになるかもしれません。
一方、ウィークリーマンション感覚で1泊2日から安く宿泊できるため、低コストで気楽に過ごしたい人にとっては満足できるのではないでしょうか。
寮などと比べると、プライバシーなどは十分に確保されています。